「三つ子育児は、喜びは3倍だけど、大変さは3乗になる」とよく言われます。授乳、おむつ替え、夜泣き対応に追われる日々の中で、親の体力と精神力は、想像以上に早く限界に達しがちです。この記事では、三つ子育児真っ最中の母が「これだけは絶対に大事」と断言する、最も重要なこと3選を解説します。心と体を守り、家族全員が笑顔で過ごすための土台となる3つの秘訣、それは「子どもの睡眠」「自分時間」「夫婦円満」です。
目次
1. 免疫力アップは睡眠から!子どもの「寝る時間」
多胎児育児において、3人の子どもが同時に体調を崩す恐怖は、経験した親にしかわからない、計り知れないプレッシャーです。お子さんたちが次々に熱を出し、夜中に泣き続ける状況は、親御さんの心と体を一瞬で限界に追い込みます。
だからこそ、お子さんたちが体調を崩さず、元気に過ごせるための土台、それが安定した「寝る時間」です。
良質な睡眠は、子どもの免疫力を高め、病気に負けない体を作ってくれます。そして、お子さんたちの睡眠が安定することは、親御さんの休息も確保し、家族みんなが笑顔で過ごせる平和な毎日を取り戻す第一歩になるはずです。
3人の体調とリズムを守るための具体的なコツ
三つ子育児では、ネントレ(ねんねトレーニング)の考え方を活用し、効率的に進めることが大切です。
1.同時就寝を目指す(ネントレの第一歩)
3人をバラバラに寝かしつけるのは非効率的です。夫婦で協力し、同じ部屋・同じタイミングで就寝できるよう一気に寝かしつけましょう。親の夜間対応がまとめて行え、休息時間を確保しやすくなります。
2.「ねんねルーティン」の徹底
毎日同じ時間に、同じ手順(例:お風呂→ミルク→絵本→就寝)で進める一貫したリズムが、子どもの安心感につながります。これは夜泣きや寝ぐずりを軽減する重要なネントレの一つです。
3.自立した入眠をサポート
常に抱っこや添い寝だと親の体力が持ちません。無理のない範囲で、子どもが自力で寝つく力を育む手法を取り入れることも検討しましょう。
4.便利なグッズをフル活用する
・ベビーモニター
3人の様子を別室から同時に確認し、親の不安を軽減。
・ホワイトノイズマシン
外部の生活音を遮断し、寝つきをサポート。
・遮光カーテン
昼寝や早朝覚醒を防ぐため、寝室を真っ暗に保ちます。
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2. 完璧な自分を捨てる勇気!「自分時間」の確保
三つ子のお世話に追われていると、自分の時間を持つことは「贅沢かもしれない」「そんな時間はない」と感じてしまいますよね。特に多胎児育児のプレッシャーから、「完璧な育児・家事をしなければ」と自分を追い込んでしまうママ・パパも少なくありません。
しかし、どうか無理をしないでください。ママ(あるいはパパ)が心の余裕を失ってしまうと、子育ての質は低下し、家族全員の笑顔が曇ってしまいます。「完璧な親」という理想は、この時期だけは思い切って棚上げする勇気を持ち、意識的に自分時間を確保しましょう。
「母が機嫌良く過ごすこと」は、お子さんたちにとって何よりのごちそうであり、最良の教育です。自分を労わる時間は、決してサボりではありません。それは、この大変な育児を継続するための最も重要なメンテナンスだと捉えてください。
わずか15分でも「自分」に戻る時間を作る工夫
- 交換条件で確保する: 夫婦で協力し、「週に一度、30分だけは完全にフリーな時間を持つ」と約束しましょう。その時間は、育児・家事から完全に解放され、心から好きなことに没頭してOKです。
- 「動」よりも「静」の贅沢を: 外出が難しくても大丈夫。自宅で静かなリフレッシュを取り入れましょう。好きな音楽をイヤホンで聴く、温かいお茶をゆっくり飲むなど、心がほっと落ち着く瞬間を大切にしてください。
- 完璧な家事は一旦ストップ: 疲れているときこそ、SNSから離れて他者と比較するのをやめましょう。「わが家はわが家のペースでいい」と割り切ることが、心を休ませる一番の特効薬です。ロボット掃除機や食洗機などの家電は、遠慮なくフル活用してくださいね。
3. もう一つは「夫婦円満」を続けるコツ
三つ子育児は、大人2人でも困難なミッションです。この過酷な時期をチームとして乗り切るために、夫婦関係を良好に保つことが最も重要な柱になります。
多忙と寝不足の中では、小さなすれ違いから夫婦ゲンカに発展しやすく、それが家庭内のストレスを増幅させてしまいます。夫婦がお互いを尊重し、「最強のチーム」として機能し続けることが、三つ子育児成功の鍵です。
夫婦円満を続けるための「最強のチームビルディング術」
- 感謝とねぎらいの言葉を必ず伝える: 「ありがとう」「お疲れ様」を意識的に伝えましょう。特に疲れているときは、「言わなくてもわかる」は通用しません。言葉にすることで、お互いの努力が報われ、協力体制が維持されます。
- 育児の「見えないタスク」を可視化する: おむつの在庫管理や予防接種の予約など、「名もなき家事・育児」は多岐にわたります。これをリスト化し、担当を明確に決めることで、「私ばかりやっている」という不満の種を減らすことができます。
- 「理想」を捨てる: お互いに完璧な親、完璧なパートナーであることを求めないようにしましょう。「生きているだけでOK」「多少散らかっていても命に別状はない」と、OKラインを思い切り下げることが、心穏やかに過ごすための最大の秘訣です。
【おすすめ書籍】「夫婦ONE TEAM」で人生を圧倒的にラクに!
三つ子育児という「最強のチーム戦」を戦い抜く上で、ぜひ参考にしたいのが、山本久美子氏(じまママ)の著書『人生が圧倒的にラクになる!夫婦ONE TEAM思考』です。
この本では、夫婦こそが人生を好転させる最強のチームであるという考え方をベースに、家事、育児、仕事、お金といった家庭内の悩みを、戦略的に解決するためのメソッドが紹介されています。
夫婦間のコミュニケーションを円滑にし、お互いを「戦友」として尊重し合うための具体的なヒントが満載です。三つ子育児の負担をどう分かち合うか悩んでいる方は、ぜひ一度手に取ってみてください。
まとめ:三つ子育児は「頼る力」で乗り切る
三つ子育児を乗り切るための3つの大事なこと、いかがでしたか。
- 子どもの睡眠時間の安定(免疫力アップ、親の休息の土台作り)
- 自分時間の確保(親の心のメンテナンス)
- 夫婦円満(最強チームの維持)
ご紹介した3つは、家族みんなが笑顔で、元気に育児を続けるために、本当に欠かせないものばかりです。三つ子育児は、本当に一人で抱え込むには大変すぎます! 行政や地域、便利な家電など、「外部の力」はどんどん頼ってOK! ご使えるものは何でも使って、この大変だけど最高に貴重な時期を、ぜひ乗り切ってください。心から応援しています!
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