「三つ子を育てるなら、保活はどうなるの?」 「やっぱり同じ保育園には入れないのかな…」多胎児家庭のパパママにとって、この疑問は頭から離れない最大の悩みでしょう。送迎や連携を考えれば、3人全員が同じ園に入ることが理想ですが、「3人分の空き枠」を見つけるのは都市伝説のように感じられますよね。しかし、安心してください。
私たち家族は、この絶望的な三つ子の保活を、難関とされる1歳児クラス入園時も、さらに環境が変わった3歳児クラスへの転園時も、2度とも3人揃って同じ園に入園させることができました!
この記事は、
三つ子の保活を控えている方「バラバラになるかも」と不安を感じている方地域や親の就労状況が変わっても、転園できるか知りたい方
に向けて、我が家の体験談をすべて公開します。
父・母正社員だった1歳入園時の状況と、母・求職活動中で挑んだ移住後の3歳入園時の状況を徹底比較。ぜひ、三つ子の保活戦略のヒントにしてください。
目次
1. 最初の難関!激戦の1歳児クラスに3人同時に挑む
三つ子の出産を経て、いよいよ保活の始まりです。最初に挑んだのは、一般的に最も競争率が高いと言われる1歳児クラスへの入園。
・当時の我が家の状況(1歳入園時)
- 住んでいた地域: 待機児童も多い都市部のベッドタウン
- 子どもの状況: 三つ子(1歳児クラスで申し込み)
- 両親の状況:
- 父:正社員(フルタイム)
- 母:正社員(フルタイム)
・成功の秘訣は「点数」と「正直な相談」
都市部での保活は「点数勝負」と言われます。この時、私たちにとって最大の強みとなったのが、「両親ともに正社員でフルタイム」という就労状況でした。
自治体の定める利用調整の基準では、両親フルタイム就労は最高水準の点数(満点に近い点数)となり、激戦区でも優先順位が高くなりました。
そして、もう一つ大きかったのが、「第三子の加点」です。
「多胎児枠」のような特別な加点がない自治体が多いのですが、我が家が申し込んだ自治体では、「第三子以降」の子どもに対する加点が適用されました。三つ子の末っ子が第三子という扱いになので、この加点が点数面で決定的なアドバンテージとなりました。
この「就労点」と「第三子加点」のWアタックのおかげで優位に保活を進められましたが、念のため私たちは申し込み前に市役所の担当課へ相談に行きました。
窓口での確認事項
- 三つ子で3人同時に申し込むが、同じ園に入ることは可能か?
- 三つ子が保育園に入りやすくなる多胎児支援はあるか?
結果、希望順位の上位だった園に、3人揃って内定!最初の難関を突破できました。
2. 2度目のチャレンジ!移住後の3歳児クラスへの転園
子どもたちが3歳児の12月、私たちは新たな地域への移住を決意しました。転園は、1歳児クラスとはまた違った難しさがあります。
・当時の我が家の状況(3歳転園時・移住後)
- 住んでいた地域: 地方都市
- 子どもの状況: 三つ子(3歳児クラスで申し込み)
- 両親の状況:
- 父:正社員(フルタイム)
- 母:求職活動中
・「母 求職活動中」でも入園できた理由
2度目の保活で大きく変わったのが、私の就労状況です。移住をきっかけに一旦仕事は退職し、入園を機に再就職を目指す「求職活動中」で申し込みをしました。
ご存知の通り、「求職活動中」は「フルタイム就労」に比べて点数がかなり低くなります。
しかし、移住先の地方都市では、都市部ほど待機児童問題が深刻ではなく、3歳児クラスの枠に比較的余裕があったのです。
そして何よりも大きかったのが、自治体による多胎児家庭への「配慮」でした。
- 地方都市の柔軟な対応
- 「三つ子で送迎が困難であること」を考慮してもらい、希望園への調整が入りました。
- この地域では、求職活動中でも一定期間の入園が許可されており、その間に就職活動を進めることができました。
異なる2つの地域で保活を経験して痛感したのは、三つ子の保活は「自治体のスタンス」に大きく左右されるということです。
都市部は「点数重視」が基本でしたが、地方都市では「子育て世帯への配慮」という人情的な部分が大きく影響しました。
3. 三つ子の保活を成功させるための秘訣
三つ子で同じ保育園に入れるか不安なパパママへ。私たちの経験から、成功の鍵となったアドバイスをお伝えします。
・三つ子保活を成功に導く3つのポイント
- とにかく早く!役所の担当窓口に「三つ子」であることを伝える
- 申し込みの点数に関わらず、まずは「三つ子で同じ園を希望する」という事実を伝えましょう。自治体によっては、多胎児世帯への独自の調整枠や配慮がある場合があります。
- 自治体の「多子支援制度」を徹底的に利用する
- あなたがお住まいの自治体に「第三子加点(多子加点)」や「多胎児支援」の制度があるか必ず確認しましょう。これが適用されるだけで、一気に有利になります。また、求職期間の延長など、不利な状況をカバーする支援制度がないかも調べ尽くしましょう。
- 地域の「待機児童マップ」と「多胎児支援」を徹底リサーチ
- 三つ子への対応は自治体によって本当に異なります。保活を有利に進めるため、待機児童が少なく、多胎児支援に力を入れている地域を選ぶことも一つの戦略です。
私たちの経験から、「三つ子だから同じ園は無理」と諦める必要は全くありません!適切な準備と、自治体との連携で、きっと3人一緒の園生活が実現します。
皆さんの保活がうまくいくよう、心から応援しています!





